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【なぜ“話し方”で人生が変わるのか?】『人は話し方が9割』

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今回読んだのは『人は話し方が9割』

コミュニケーション能力に不安はあまりなかったが、新しい気付きをくれた書籍だった。

今回はこの本を読んで印象に残った点や学びを書いていこうと思う。

※ネタバレを含むので、本の内容を知りたくない方はそっとページを閉じて下さい。

本の概要

会話がうまくなる方法

この書籍では会話がうまくなる方法として以下を紹介している。

会話がうまくなる方法、それは「苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす。」これだけです。

最初は、え?って思った。

もっとテクニック的なことが書いてあると思ったから。

でも、この本で伝えたいのは小手先のテクニックではなく、周りの人と円滑にコミュニケーションをとる心構えを伝えたいのかなと感じた。

この本で学べること

いきなりだけど、あなたは話し上手な人ってどんな人をイメージする?

お笑い芸人やアナウンサーのように流暢にものを伝える人、また、職場でのプレゼンテーションがうまい人。そんな人をイメージするかなと思う。

この書籍の内容は、上記で挙げたような人たちのように喋れるようになる方法ではない。

じゃあ、どんなことが学べるのかというと、家族、職場、友人、、、など身近な人たちとの人間関係を円滑にする方法を学ぶことが出来る

書籍の特徴

この本の1番の特徴は読みやすいということ。

そんなの当たり前じゃん。って声が聞こえてくる気がするけど、とにかく読みやすかった。

読みやすかった理由としては、まずテーマごとに細かくセクションが分かれている。
そしてセクション毎に最後にまとめか図解を書いてくれているので頭に残りやすかった。

こんな感じ↓

普段本読まない人でも読みやすいと思う。

全体の流れ

4部構成

この書籍は全部で4章に分かれて書かれている。

  • 第1章
    • 人生は「話し方」で9割決まる
  • 第2章
    • 「また会いたい」と思われる人の話し方
  • 第3章
    • 人に嫌われない話し方
  • 第4章
    • 人を動かす人の話し方

この記事では、それぞれの章から気になったエピソードをいくつか紹介しようと思う。

100%好かれる話し方のコツが全部で36個収録

この書籍には、全部で36個の「100%好かれる話し方のコツ」が書かれている

人によって気になるエピソードや心に残るエピソードが違うと思うから、書籍を読んだあなたはどこが気になったかぜひ教えて欲しい。

第1章 – 人生は「話し方」で9割決まる

コミュニケーションの達人だけが知っている三大原則

書籍で書いてある内容の根幹にある三大原則。

その三大原則とは

  1. 人は誰もが自分のことが1番大切であり、自分に1番興味がある生き物である
  2. 本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかって欲しいと熱望している
  3. 人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる

この書籍ではこの3つを大原則として話が進んでいくので、これからこの本を読むあなたはここをまず抑えておくとよいかな。

話し方のコツ
  • 人は自分に深い関心を寄せてくれる人を好きになる

話し方は「聞き方が9割」

え?話し方じゃないの?って思ったそこのあなた。同じことを思いました。(笑)

書籍で強調して書かれているのが、

話し方において1番大切なことは、聞くことである

人は誰しも自分のことに関心を持って欲しいと思っており、認めて欲しいと考える生き物。

自分の事をよく知ろうとしてくれる人、関心を持ってくれる人に好意を持つ。

だから相手の話を聞いてあげる事が人と会話する中で1番大切。

話し方のコツ
  • 「話す力」より「聞く力」を磨く

相手に9割しゃべらせる「拡張話法」

この章では、話のうまい人が使っている「拡張話法」について教えてくれている。

ここではその拡張話法について紹介したいと思う。

拡張話法には順番があり、以下のステップで進んでいく。

  1. 感嘆 – 相手の話を聞いた時に受ける感銘の表現
    • ポイント① :言葉の後に「!」「?」「♡」を付けるように感情を込める
    • ポイント②:「ー」。感嘆詞を伸ばすこと。これは勝手に感情が入ってくれるテクニック
  2. 反復 – 相手の話を繰り返す
    • 相手の話を反復する事で、相手は次の話をしやすくなる
  3. 共感 – 相手の話に感情を込めて理解を示す
    • 「わかります」「つらかったね」など、相手の感情に寄り添う表現をする。
    • 「相手と同じ表情」をしながらするのがポイント
  4. 称賛 – 相手を評価する
    • 「すごい!」や「さすがだね♪」など、その言葉に感情を乗せ、マークを×10倍くらい入れるイメージで伝える
  5. 質問 – 相手の話を中心に展開させていくためにその後を追いかけて聞く
    • 「それで、それで?」や「今は大丈夫?」などが該当する。

拡張話法を使う最大の目的は、相手の話を「広げる」こと。

相手が気持ちよく喋って、「気分よく、沢山話せたな」という印象が、「また、会いたい」につながる。

話し方のコツ
  • 自分が「話す」のではなく、相手の話を「広げる」

第2章 – 「また会いたい」と思われる人の話し方

ほめ方にもコツがある

褒めるときに、何でも褒めればいいわけではない。

このセクションでは、効果的な褒め方を2つ紹介している。

①「やっぱり」

「やっぱり、おいしい」とか、「やっぱり、すごいね」がこれにあたる。

この「やっぱり」という言葉には、「普段から思っていたけど」というアンダーメッセージが含まれているので、相手も「普段からそう思ってくれていたの」と改めて嬉しい気持ちが湧き上がる。

②「独り言でつぶやく」

例えば、何か話したあとに「やっぱりすごい、敵わないな」って言葉を独り言のようにつぶやかれると嬉しくない?

面と向かって言うのではなく、目を合わせずに独り言のようにボソッと誉め言葉をつぶやくのは、直接褒めるのよりも効果があると書籍では言っている。

このように、ただ褒めるだけでなく効果的な褒め方があることを知れたのは面白かった。

今後、この2つは積極的に使っていきたい。

話し方のコツ
  • ここぞという時に「やっぱり」と「独り言」を使う

「あなた」を多用して、自分のファンを作る

書籍にこう書いてある。

「あなた」

この言葉を使えば使うほど、人に好かれるのです。

なぜなのでしょうか?

答えは簡単。誰もが心の底では自分のことが大好きだからです。

そして話の中で、自分を話の主役にしてくれる人のことは、誰もが好きになるからです。

実はこの記事にも「あなた」をいつもより多く使っている(笑)

あなたが、「いつもより自分に問いかけてくれている感じがしたな」と思ってくれていたら、早速この言葉の効果を身をもって体験出来てると思う。

あと、この言葉を聞いて1つ思い出したことがある。

それは、ロックバンド「SUPER BEAVER」のボーカルの渋谷龍太(しぶや りゅうた)さん。

なぜこの人を思い出したかと言うと、LIVEのMCの時に「あなた」をよく使っているから。

まさにこれとかそう↓

LIVEみたいな大勢の人に向けて話すときって「みんな」とかになるから、個人を指すような「あなた」はあまり言わないなと思ってよく印象に残っている。

話し方のコツ
  • 「あなた」を多用して、相手を会話の主役にする

第3章 – 人に嫌われない話し方

正論は「ストレート」ではなく「変化球」で伝える

正論だからこそ、伝えるときに注意が必要。

なぜか。

時に正論は、使い方によっては相手を傷つけてしまう恐れもある。

相手と自分を同じ目線に置いて話す

正論をそのままぶつけることは、真正面から相手を切りつけるようなもの。

そうではなくて、
「私も同じ間違いをしたことがあって、、」
「私も昔上司から怒られたのですが、、、」
のように

相手と同じ目線に自分を置き、相手に寄り添いながら共感を得るような伝え方をしていくと相手も身構えずに話を聞くことが出来るし素直に話を聞いてくれる。

話し方のコツ
  • 「正論」は、相手と自分を同じ目線に揃えて言う

悩んでいる人の心を軽くして気持ちよく話してもらう方法

書籍にこう書いてある。

相手が求めていることは、「わかってほしい」「共感してほしい」であって、必ずしもプラス方向に転換したいと思っているわけではありません。

悩んでいる人にアドバイスする時に大切なポイントは大きく3つある

①悩んでいる人にポジティブアドバイスはいらない。

ポジディブ論を展開すると、相手によっては説教されているように感じてしまう

自分がポジディブだから、こう考えればいんだよ!ってよく言ってしまうけど注意しようと思った。

②アドバイスする時は、意見を押し付けないよう慎重に

具体的には、
「これはあくまで私の一意見だけど、、」「こんな考えもあるんだと思って聞いてね」
のように始めると相手の心にスッと言葉が入る

言い方によっては、相手は押し付けと感じてしまうので注意が必要

③悩んでいる人は、あなたが側にいてくれるだけでいい

悩んでいる人と向き合ったときに、1番相手に寄り添う言葉

それは

「一緒に考えよう」

解決策を提示するのではなく、共に悩み、共に考える。
これだけで相手にとっては、大きな勇気になると書籍には書いてある。

これを読んでる人の中には、私があの時使ってたなって思う人もいるかも笑

話し方のコツ
  • 悩んでいる人には「一緒に考えようね」でまず感情に寄り添う

第4章 – 人を動かす人の話し方

運のいい人たちが使っている口ぐせ

自分の言葉を1番聞いているのは自分自身。

運のいい人たちがよく使う言葉は「感謝」の言葉だそう。
これは気持ちがさほど込もっていなくても損はないとのこと(笑)

自分の言葉を聞くときは無意識の状態 → 心の奥底に言葉がストレートに入ってくるから精神衛生上いい状態になる、

結果運気も上向くということ。

ほめ言葉を素直に受け取れる人、謙遜してしまう人

ほめられた時に、謙遜してしまうのはやりがちだと思う。

でも、謙遜しすぎるとほめた相手もそれ以上ほめる事が出来なくなってしまう。

ここで運のいい人は何をするかと言うと

素直に相手の気持ちを受け取ること。

ほめ言葉を受け取り、感謝を伝える

これが運がよく、コミュニケーション上手な人が何気なく使っている感謝の言葉とほめ言葉の受け取り方。

話し方のコツ
  • 感謝の言葉を口ぐせにして、ほめ言葉は積極的に受け取る

話し方が100%うまくなる究極のスキル

この書籍の1番最後に書かれている究極のスキル。

それは

(相手の方が)幸せでありますように」と祈りながら話すこと

確かに究極だなと思った(笑)

テクニックだけで人間関係がうまくいくほど、人間関係は簡単ではない。いかに相手のことを考えて話しているか、これが話し相手にも必ず伝わる。

書籍の最後にはこう締めくくられている。

最初は上手くいかないこともあるでしょう。
しかし、相手のことだけ思って話しているうちに、相手が本当に大事にしていることだけを感じ取り、言葉に落としていけるようになります。
(相手の方が)幸せでありますように
この思いに勝る話し方のスキルは存在しません。
ぜひ使ってみて下さい。

話し方のコツ
  • 「幸せでありますように」と祈りながら話すと、すべてうまくいく

さいごに

今回は、「人は話し方が9割」を読んで印象に残った点や学びを書いた。

人とうまくコミュニケーションをとるテクニックについて沢山学ぶことがあったので、このブログもそうだし普段の生活でも意識していこうと思う。

でも、この書籍を読んで1番の気づきは

人とのコミュニケーションはテクニックではなく、相手を想う気持ちが1番大事ということ。

この書籍を読めば、上手く話せるスキルやテクニックが身につく!と思って読み始めたが、もっと根本的なことを再認識できた気がする。

最後の章で書いてあった、「(相手の方が)幸せでありますように」と祈りながら話すこと。これは早速実践してみようと思う。

ではまた!

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Naoto
Naoto
ITエンジニア
□ブログコンセプト
・FIREを目指す中で「体験したこと」「感じたこと」「考えていること」「家族に伝えたいこと」 そんな様々なことを文字にしてます。
□仕事
・ITエンジニア(クラウド)
・プログラミングスクール講師
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